かつおのたたきは低カロリー？旬と特徴を知っておいしくいただこう

かつおのたたきは栄養価やカロリーの面で、健康やダイエットに気を使っている方におすすめの食品です。旬の時期なら、さらにおいしくいただけます。今回は、かつおのたたきの旬の時期、特徴、ダイエットに向いている理由をご紹介します。また、通販で人気のかつおのたたきもご紹介するので参考にしてみてください。

かつおの旬は春と夏の年に2回です。時期によって呼び名が違い、3～5月に黒潮に乗って三陸沖へ北上するかつおは「初鰹」、9～11月に南下するかつおは「戻り鰹」と呼ばれます。

呼び名だけでなく、味や見た目にも違いがあります。

【初鰹】

【戻り鰹】

初鰹は北上途中の栄養を蓄える前に漁獲されるため脂は少なく、戻り鰹は北上の途中にしっかりと栄養を蓄えているため脂のノリがよく、「トロ」のような味だと表現されることもあります。

かつおというと、たたきで食べる方も多いでしょう。一般的にたたきに適しているのは初鰹といわれており、かつおで有名な高知県では初鰹が旬の時期にたたきを求める観光客で賑わいます。

ただ、戻り鰹はたたきに不向きという訳ではなく、脂がのった戻り鰹もたたきにすると濃厚でおいしいです。

それぞれに味わいが異なりますので、さっぱりとした味を好む方は初鰹、濃厚な味を好む方は戻り鰹が旬の時期にたたきを食べるとよいでしょう。

おいしいたたきを味わうには「どちらがおいしいか」ということよりも、旬の時期に食べることが重要です。刺身で食べるときも同じように、上記でご説明した旬の時期ねらうことがおいしいかつおを味わう秘訣です。

かつおは低カロリー・低糖質・高タンパクの三拍子が揃っている、栄養価が高い食べ物といわれています。マグロやブリと比べてもカロリーや糖質が低いため、ダイエットにも効果的です。

かつおのカロリーは食べ方によっても変わり、刺し身で食べると60gあたり99kcal、たたきだと50kcalとヘルシーになります。

また、最近では1年を通してかつおを食べられますが、時期によってもカロリーに違いが出るようです。春に獲れる初鰹と秋に獲れる戻り鰹では、戻り鰹のほうが温度の低い海で泳いでいるため脂肪が多く含まれています。戻り鰹でも比較的低カロリーですが、気になる方は初鰹がおすすめですよ。

また、三大栄養素の一つタンパク質も豊富で100gあたり15.1gも含まれています。

高知県は日本有数のかつおの水揚げ地で、全国でもかつおの消費量1位です。

かつおは、

という理由から生で食べられることが少なく、表面を炙って中は半生の状態で味わえるかつおのたたきで食べるのが一般的です。

かつおのたたきは醤油やぽん酢で食べる方が多いと思いますが、高知県ではたたきをにんにく・しょうが・玉ねぎ・ねぎなどをのせて、醤油に少しお酢を入れて食べます。薬味をたくさんのせて食べるのが本場の食べ方なので、一度試してみてくださいね。

また、塩で食べる塩たたきも、高知県ならではの食べ方です。塩のみでもおいしくいただけるのは、新鮮なかつおの証拠です。にんにく・大葉など、薬味との相性もよくさっぱりした味わいになります。

かつおのたたきは通販でのお取り寄せも可能です。2021年1月現在、「楽天」で人気のかつおのたたきをご紹介します。

本場の土佐のかつおの味を楽しめます。赤身の初鰹は上記で説明したとおり低カロリーでヘルシーな味わいです。初鰹を釣り上げるとすぐに船上で真空冷凍しているため、土佐に行かなくても新鮮なかつおがいただけます。

初鰹のほうが低カロリーと分かっていても、脂ののった戻り鰹を食べたい方もいるでしょう。こちらの商品は本場土佐の戻り鰹の塩たたきセットで、「特製ゆずダレ」がついておりよりかつおのおいしさを引き立たせてくれます。

土佐のかつおといえば、藁焼きでいただくのも有名です。一本釣りで釣り上げた脂がたっぷりの戻り鰹を良質なわらで焼いていて、上品な味わいが楽しめます。化粧箱入りなので、大切な方へのプレゼントにもおすすめの商品です。

焼津産のかつおで、背節・腹節一対の冷凍真空パックになっています。こちらの商品は血合いを丁寧に取ってくれているため、「かつお独特の臭みが苦手」という方でもおいしくいただけるでしょう。

世界最大漁港の一つ、三陸沖で漁獲された石巻ブランドの「金華かつお」のたたきセットです。脂ののりがよく口あたりがなめらかですよ。高知のかつおをいつも食べているという方は、金華かつおを食べて味の比較をするのもおすすめです。

かつおは漁獲される時期によって名前だけでなく、カロリーや味わいも変わります。さっぱり系が好きな方は初鰹・脂ののった濃厚な味わいが好きな方は戻り鰹を選びましょう。

旬は春と夏の2回ですが、最近の商品は漁獲してすぐに冷凍保存されているものも多いです。かつおのたたきだけでも色々な種類があるので、食べ比べして自分の好きな味を探すのも楽しいでしょう。